おこめのねどこ

こめが寝る前や起きた後のちょっとした時間に書く記録や意見や日記です。

【深夜読書】有川浩「三匹のおっさん ふたたび」

片付けをしていたら、探していた文庫版が出てきた本書。読み始めてしまうと止まらず、所々読み飛ばしながら読了。おかげで他の本読めず。

 

「三匹のおっさん」の続編で、定年退職を機に、幼馴染み二人と始めた夜回りをする中での事件や、三人の家族にまつわるお話。

 

さすがの有川浩で、ラノベ的な軽さで読ませつつも、還暦の「おっさん」目線から10代の若者目線まで巧みに用いながら感心させられる。中身たっぷりの贅沢なエンターテイメントという感じ。

 

明日からはまた夜読書の続きができるか、あるいは寝てしまうかな…。

 

 

三匹のおっさん ふたたび (新潮文庫)

三匹のおっさん ふたたび (新潮文庫)

 

 

 

【夜読書】村田沙耶香「コンビニ人間」02

読み終えた。選評も読んだ。

全員に支持された訳ではないし、割と酷評気味のものもあった。

 

発達障害と思われる主人公だと思ったが、そうした事には一切触れられず、不思議な人物としてのみ描かれていた。

 

どうも感想を述べにくいが、現実を見事に描き出している、という選評になるほど、と思った。笑えるところもあり、総じて面白かった。

 

 

 

文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]

文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]

 

 

 

【朝10分読書】『氷川清話』04

長州との談判

 

そろそろ、簡単で歴史の流れを押さえておかないと分からなくなってきた。書かれていることそのものは軽快で面白いのだが、何のことか分からないことが多い。

 

ほとんど覚えていないが、歴史の教科書に載っていた人物との出会いもあった。今回は井上馨

 

何のことか分からないことが多い、と書いたが、しばらくは分からなくてもこのまま読み進めようと思う。ウィキペディアくらいは見るかもしれないが。

 

氷川清話 (角川文庫ソフィア)

氷川清話 (角川文庫ソフィア)

 

 

 

立ち読んだこと

おかしな日本語ですが。

 

 

勤め先の一角に自由に持ち出し可、という本があり、何となく気になって、柳田邦男の『大いなる決断』を手に取ってみた。

 

読んだのは、松下電器が、1958(昭和33)年の文化の日に出した、洗濯機に関する新聞広告についてである。

詳細は省くが、「地球上14億の女性の中からひとりえらんだあなたの奥さま」というキャッチコピーの広告になったらしい。

引き受けたのは、ナショナル宣伝研究所の竹岡氏。奥様の助言を受けて、というか、内容のほとんどは奥様が考えたとのこと。

 

奥様が重要だとしたのは、

・女性の心をつかむこと

・洗濯機が便利、というだけではいけない

 →買えたとしても、お姑さんの許しが出ない

・社長のビジョンも表現しなければならない

ということであった。ターゲットがはっきりしており、女性の置かれている現状と、会社としての重点とがきちんと押さえられている。

というか、この時から「ビジョン」という言葉を使っていたのか・・・。

 

奥様が構想を固めるにあたって、竹岡氏に対して調査を依頼したのが

・日本人と欧米人の生活時間の違い

・女性の平均的な月給

・全人類の人口

などであった。

生活時間は「自由」「家事」「保健」「睡眠」であり、日本については都市部と農村部に分かれていた。せっかくだが、内容は省く。ただ、結果はご想像いただければ大体それが正解である。

 

これらをもとに、日本の女性がいかに家事労働に時間を割かれているかを訴えかけるものとなるのだが、これに伴って、モデルに使うのは女優などではなく「庶民の主婦の全身像」となった。これも奥様の助言で、「今度の広告は男の目を楽しませても意味がない」である。ハッキリとした物言いである。

 

本書には広告は掲載されておらず、上記のキャッチコピーで探してみたらあるブログで見つけた。パナソニック本社にある、松下幸之助記念館に展示されているらしい。

 

そのころから、女性の家事労働に関する問題意識は増してきたのだろうが、家事は女性がすべきもの、という差別的な考え方が払拭できているとはとうてい言えない。58年経っているのだが。

 

ふとした立ち読みから気付くこともある、ということで、寝床でもなんでもないのだが、書いてみた。

 

 

大いなる決断 (1978年)

大いなる決断 (1978年)

 

 

【夜読書】村田沙耶香「コンビニ人間」01

夜は22時半位に寝るのを理想にしているけれど、なかなかそうはいかない。基本的に宵っ張りなのだと思う。

 

今日は別のものも読んだが、そちらはハウツー的なものなのでこちらを。言わずと知れた、芥川賞受賞作。こういう時だけ、たまに文藝春秋を買う。

 

主人公は、恐らく発達障害なのだろうと思うのだが、コンビニで働くことで、世界の一部になれた、と感じている。

 

短編なのにまだ半分位しか読んでいないのは遅読のせい。少し波風が立ったが、すぐに収まった。これが今後どう影響してくるのかな、というところ。

 

うーん、やはり夜更かししてでも読んでしまおうかな…

 

 

 

文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]

文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]

 

 

【朝10分読書】『氷川清話』03

少し空いてしまった。

今日は時間があったので15分。

ただ、わからない事件や表現も多く、調べながら読んでいたのであまり進まず。

 

人斬り以蔵のこと

蛤御門の変

退職を命ぜられる

封書のおたずね

軍艦奉行に任ぜられる

九死に一生をうる

 

やはり勝海舟の苦労がうかがえる話が多かった。本人はカラッとしているが、やはり何度も死にかけているし、仕事ぶりが認められなかったこともあるらしい。

少しずつ、彼のことが見えてきた気がする。

 

 

 

週末の憂鬱

週末は体調を崩しやすい。

土曜の夜に冷えたらしく、今日は風邪気味。

読書も休み、運動もできず。

 

風邪気味ということで相方さんに子どもをお願いして午後寝ていたので、夜になってなかなか寝付けない。

 

そろそろ眠気がきた。