おこめのねどこ

こめが寝る前や起きた後のちょっとした時間に書く記録や意見や日記です。

【朝10分読書】池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先』02

読み始めた途端にストップしてしまい、2か月が経った。それでもこうして戻って読もうとするので、「続けている」という事にする。

やりながら考えればいいと思うのだが、考えて整ってからやろうとする癖が抜けない。ブログが滞るのもその表れなのだろうなと思う。

 

プロローグ「トランプに振り回される世界」の続き<pp.35-49>を読了。
読んだ小項目は以下。

<トランプに対する「傾向と対策」/あきれたトランプ商法/決めゼリフ「お前はクビだ」/イデオロギーなきビジネスマン/トランプ減少と酷似するイギリスEU脱退/EUで極右政党が台頭/ロシア経済制裁のゆくえは?>

 

トランプ大統領に対する遠慮のない紹介が面白かった。想像に難くないが、トランプ大統領は幼少期、ずいぶんとわがままに育ったらしく、心配した父親は新聞配達の仕事をさせたり、軍隊式の学校に入れたりしたらしいが、根本的な性格は変わらなかったらしい。大統領になったから大成功なのかもしれないが。

ビジネスマンとして活動していたときは、いわゆる炎上商法的なものが得意だったようで、嘘をついて注目を集めるという手口が多かったようだ。自分を批判した人物への執拗な攻撃も多く、質の悪い人物としか言えない。

ただ、自分の事を支持し、褒めてくれる人は大好きらしいので、この間、一生懸命トランプ大統領を支持している安倍首相は、対応としては間違っていないのだろう。北朝鮮関連の動向については色々と思惑がありそうだが、アメリカの動きへの追従は、大統領の性格によって、より必要になっているのかもしれない。

 

EU離脱については、「ブリテン(英国)+エグジット(離脱)=ブレグジット」というのを今更知った。背景にあるのはグローバリゼーションと、労働者の動き。労働市場が世界規模になれば、特定の国に偏りができて、ひずみが生じるのだという事が改めて理解された。

 

ロシアは、北方領土返還の件がうやむやになった背景として、エネルギー政策がある事が理解できた。ロシアへの経済制裁が今の時点でどうなっているのかチェックしていないが、解除されず、ロシアのエネルギー資源を日本に輸入するとなれば、サハリンと稚内の間にパイプラインが繋がれることになる。稚内にとっては夢のような話だ。気を付けてみていたい。

 

 

プロローグを早く終わらせて中身に入っていきたいところだ。