転換の落とし穴
気分転換が苦手である。
基本的には何をしても気分が転換できず、それまでの気分を引きずり続けてしまう。
そもそも自分がどのような時に気分転換を必要としているのかも分かっていないと感じる。
とはいえ、無駄な抵抗的に「気分転換」と称してやるのは、漫画を読む事である。
今、漫画は選ばなければ延々と無料で読み続けることができる時代である。
サブスク型のサービスに少し課金すれば無限に読めてしまう。
以前は読みたいものをためておいて漫画喫茶で一気読みしたが、それすら不要である。
故に、気分転換のつもりで始めたそれがメインとなり、本題に戻ってこられなくなる。
そのうち他者の感想を求めてネットを彷徨ったり、自分でも考察もどきをしたくなったりする。
こうして、気分転換のつもりがその落とし穴にはまり、気分ではなくやるべきことが転換されてしまう。
きっと散歩とか、瞑想とか、飽きたり疲れたりして終われるものが良いのだろう。
漫画の気分転換を模索していかねばだ。
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